タイへ天使をもとめて。

いつもトゥクトゥクさんの書かれていることにほぼ100％同意するものでありますが、この記事ではちょっと気になったことがありました。

というのは、これを読んだ殆んどの読者の方が系列店のチョロマカシ（プチボッタクリともよく言われる）がコヨーテの女の子が自主的に、あるいは店とグルになって率先してやっているもんだと思ってしまうのではないかという事です。

私が見聞した限りでは（といっても在住者ではないので頻繁に通ってるわけじゃないのですが）あのチョロマカシ（プチボッタ）はキャッシャーが意図的にやっています（たまには本当のミスもあるようでしょう）。
もちろん各店のキャッシャー達が自分の考えでやっているとは到底考えられません。オーナーかママの指示を受けてのことでしょう。
ただ近頃は、悪い評判が広まって集客に影響が出ているのをやっと自覚したのか殆んどやらなくなりましたが。

女の子のドリンク一杯ごとにチケットが当人に渡されます（余談ですが、一杯220バーツのうち彼女らの取り分は50バーツとのこと）。
これが実際のドリンクの数より多かったということは全くないですね。つまりチョロマカシ分は100％店に入るということです。

この辺のことはもちろん女の子達も分かっていて、ドリンクを多数ねだるのを強要される（できるだけ二杯づつ頼めとか言われる）のを含めて、とてもイヤだったと元系列店コヨーテ嬢が言っているのを複数、私は聞いたことあります。
元系列店コヨーテ嬢とはDunDee、Cowboy2、BADABING、PinkPantherとかで接することができますが、ほとんど皆、スパイス系列店に居たときとは違うと思われます。ドリンク攻撃は別にきつくありません（ただしCowboy2は調子に乗ってるとちょっと要注意かも、でも系列店みたいなとんでもない額にはならないでしょう）。

実は私も以前は勘違いしてまして、SpiceGirlsで「これは悪い女だ、こんな奴とは一緒に飲むのはゴメンだな」と思ったコヨーテが今では別の店でかなりの気に入りになってます。

“罪を憎んで人を憎まず”という言葉がありますがこれに倣って、“店を憎んで嬢を憎まず”の精神でいきたいと私は思うのです。
なぜなら私達は、店や会社やオーナーが好きだからゴーゴーに行くのではなく、女たちが好きで行くのだから。

長ったらしいコメントになってしまいました、すいません。

いえいえ、そんな謝るようなことではまったくないですよ、元の記事でも私は不快には感じていませんでした。
ただ読者の中には、悪いコヨーテ嬢が割と居るのだなと誤解してしまう人もあるかもと懸念しただけです。

しかしトゥクトゥクさんの返信での悪いコヨーテ嬢の件ですが、こりゃもう極悪ですね！
こんなやり方をされたら、会計ミスではないので店を相手にワーワー言ってもしょうがない。「あなた色んな子に奢りまくってたでしょ、酔っ払って覚えてないんじゃないの？」とシラを切り通されたら、しかも不在接客の番号の子に口裏を合わされてたら、物証が無いだけにこちらは絶望的に不利ですね。

このボッタクリ方はスパイス系列店を完全に超えてると思いますよ。
スパイス系列店ですら、冷静に計算間違いを指摘してやれば必ずほぼまともな会計に直してきますから。
もしかしたらその子は、そんな様子を何度か見て考え抜いたすえ、このような手法を編み出したのかもしれませんね（笑）。まぁ夜の世界のことですから、客からなんとか少しでも金をせしめようというのはよくあることですが、こんなやり方は嫌ですね、何の駆け引きもないし全く楽しくない。

それにしてもよく考えたものだなというか、そこまでやるか！と思うとともに、伝票チェックは金額だけじゃダメなんだなということが良く分かりました。

というわけで、今回のトゥクトゥクさんの御返事はかなり詳細で興味深く、且つまたタメになりました。不快に思うなどとんでもなく、むしろとても感謝しております。